【た】


ダイアモンズ(だいあもんず)
  世界にいくつか存在が確認されているらしい、反統和機構組織のひとつである。
  統和機構を裏切った変身型合成人間パールが所属している組織でもある。
  ひとりひとりの能力は高いが少数勢力であるらしい。
    登場巻
     『エンブリオ1』、『ハートレス』
    関連
    →統和機構 →パール


タイトロープ
  穂波弘がエンブリオによって目覚めた能力である。
  本人さえもわからないうちに周囲の状況を誘導していく力である。
    登場巻
     『エンブリオ2』
    関連
    →穂波弘


高木耕作(たかぎ こうさく)
  大学生で同じ学校に通う峰子という彼女もいる。
  竹田啓司とは中学時代のクラスメイトで割とウマが合うほうではあったが、 高木の好きだった女子が竹田のことを好きだというウワサがあり、高木は「竹田は今は別に誰ともつき合う気はないらしい」という 趣旨のことをいいふらし、その女の子とつき合った経験があり、竹田本人は知るよしもなくケンカもしなかったが、 良心の呵責からか竹田とは疎遠になってしまっている。
  ちなみにその時の彼女とは半年も経たないうちに別れたらしく、今の彼女である峰子とは違う人である。
    登場巻
     『ジンクス』
    関連
    →竹田啓司 →峰子


高代亨(たかしろ とおる)
  身長190センチ、体重75キログラム、天然パーマの長髪という目立つ特徴を持つ男。
  19歳で職業はフリーター。穂波顕子と同じコンビニでバイトをしていた。
  中学生の時にやくざにケンカを売り、榊原弦に助けられたことで影響を受け、 サムライになりたいという漠然とし過ぎた夢を持つ。
  エンブリオによって突破し、しかしサムライにはなれなかった。
  フォルテッシモと3度対決し、彼からイナズマという呼び名をつけられる。
    登場巻
     『エンブリオ1』、『エンブリオ2』
    関連
    →イナズマ →穂波顕子 →榊原弦
    →フォルテッシモ


タケシ
  道元咲子と同じ学校に通う少年。
  ムーンテンプルのチケットを持っていたので、道元咲子とデートと相成る。
    登場巻
     『歪曲王』
    関連
    →道元咲子 →ムーンテンプル


竹田啓司(たけだ けいじ)
  県立深陽学園3年生。風紀委員。
  進学校である深陽学園にあって、バイト先のデザイン事務所に
  就職が決まっているという珍しい人。
  この事務所は彼の父親の知り合いのもので中学時代から働いているらしい。
  宮下藤花の恋人であり、紙木城直子と仲がよかった。
  ちょこちょこと出てくるものの主人公にあまりなっていない人である。
  海影香純とは中学時代の友人だった。
  高木耕作とは中学時代に同じクラスだったことがある。
    登場巻
     『笑わない』、『パンドラ』、『歪曲王』
     『ペパーミント』、『ジンクス』
    関連
      →宮下藤花 →紙木城直子 →海影香純
      →高木耕作


田代(たしろ)
  元警察官であり、佐々木政則が犯人となっている女子高生連続殺害事件の捜査でちらりと末真和子の写真を 目にしたことがあった。
  警察に内通し、パスタイム・パラダイスに協力していたが、目の前を通り過ぎていく大金に目がくらみ、上層部に納めるはずだった それを着服したことで組織と警察に追われる身となった。
  統和機構をあてにして逃亡していたが、パスタイム・パラダイスから使わされた殺し屋、澄矢雅典に始末され、 街中を走り回った後、どこかの川に身を投げたらしく、ずっと後になって遠くの海岸で顔に両手を当てたあーっ、穴があったら入りたいというような 印象を与える姿勢で見つかることになる。
    登場巻
     『ジンクス』
    関連
    →パスタイム・パラダイス →澄矢雅典


田中志郎(たなか しろう)
  県立深陽学園1年生。弓道部所属。
  紙木城直子は「大したものな気がする」と、彼に告白し、何度かデートもしていた。
  彼女の死後、建設中のムーンテンプルを見て「いつかここに来たい」と言われたのを思いだし、ムーンテンプル へと足を運ぶ。
  羽原健太郎とは幼なじみであり、彼の方が1つ年上である。中学は同じ学校だったらしい。
  歪曲王の本体でもある。
    登場巻
     『笑わない』、『歪曲王』
    関連
      →紙木城直子 →羽原健太郎 →歪曲王


谷口鏡子(たにぐち きょうこ)
  谷口正樹及び霧間凪の母親。
  現在は現旦那の茂樹とともに海外在住。今度一時帰国する予定。
  旧姓は長谷部。
    登場巻
     『ロスト・メビウス』
    関連
    →谷口正樹 →霧間凪 →谷口茂樹
    →長谷部鏡子


谷口茂樹(たにぐち しげき)
  谷口正樹の父親。
  日本にも家はあるが、現在は海外にいる。
    登場巻
     『エンブリオ1』
    関連
    →谷口正樹 →霧間凪


谷口正樹(たにぐち まさき)
  プノンペンからやってきた15歳。日本には私立高校(全寮制男子高校)の推薦条件のため帰国。
  霧間凪の異父弟にあたり、一緒に暮らしていたが、今は寮にいる。
  しつけではない空手の使い手である。
  織機綺にそそのかされて、ブギーポップのコスプレで正義の味方をやっていた。
  血は争えないのか、危ないことにくちばしをつっこむ性格である。
  現在は織機綺といい感じである。
    登場巻
     『笑わない』、『イマジネーター1』、『イマジネーター2』
     『パンドラ』、『夜明け』、『ペパーミント』
     『エンブリオ1』、『エンブリオ2』、『ロスト・メビウス』
    関連
      →霧間凪 →織機綺 →榊原弦
      →谷口茂樹 →谷口鏡子


谷崎(たにざき)
  『ロスト・メビウス』で牙の痕に発生した霧の中に入り込み、ミイラ化した警官。
    登場巻
     『ロスト・メビウス』
    関連
    →牙の痕


タル(たる)
  スリム・シェイプの部下であり、ちびのジェスと組んでいる大男である。
  霧間凪とは任務の途中で何度か会ったことがあるらしく、顔見知りである。
  もともとは外人部隊にいたらしく、『ホーリィ』出演後は国に帰るらしい。
    登場巻
     『ホーリィ』
    関連
    →ジェス →スリム・シェイプ


タルカス(たるかす)
  統和機構の戦闘破壊兵装タイプの合成人間。
  マンティコアの追跡が任務である。
    登場巻
     『イマジネーター2』、『ハートレス』
    関連
      →マンティコア →統和機構



【ち】
    

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【つ】
    



ツイン・シティ(ついん・してぃ)
  2つのビジネスビルと各種専門店を擁する百貨店の建物が重なり合って
  ひとつの巨大構造物になっている。
  駅前の再開発で唯一完成している。
  ビジネスビルは家賃が高く、テナントがほとんど入っていないため、
  百貨店が月に一度、第3水曜日の休日を迎えるとうら寂しい場所になる。
  百貨店屋上とテナントビル9階と8階がつながり、
  ふれあいの広場という名前がついている。
  このビルの裏手にジンクス・ショップが開店する。
    登場巻
     『イマジネーター2』、『エンブリオ1』、『ハートレス』
     『ジンクス』
    関連
    →ジンクス・ショップ


辻希美(つじ のぞみ)
  外見はこれという特徴のない、小柄な可愛い娘。
  性格はクール。神元功志とは幼なじみで、10歳の時の初めての能力発現時にもそばにいた。
  神元のことが好きだが、告白したことはない。
  絵の専門学校に通っており、絵はうまい。
  能力名は自動写生(オートマティック)
  たとえ能力が無くても、この絵のうまさだけでメンバーには受け入れてもらえたのではないだろうか。
  両親が離婚したため中学時代から一人暮らしをしていた。
  実は霧間凪と同じ中学に通っており、九連内朱美とは友人で絵のモデルになってもらっていた。
    登場巻
     『パンドラ』、『ハートレス』
    関連
      →神元功志 →海影香純 →数宮三都雄
      →天色優 →七音恭子 →自動写生
      →九連内朱美


毅(つよし)
  場末のライブハウスのスキンヘッドの店員のツレの一人。
  もともとスキンヘッドとはウマが合う方ではなかった。
  たいていは女連れ。一人でいるときに声をかけると
  「うるせえ!」と怒鳴るタイプ。
  飛鳥井仁のイマジネーターにやられた一人らしい。
    登場巻
     『イマジネーター2』
    関連
      →飛鳥井仁 →イマジネーター



【て】
    



D1229085
  安能慎二郎がスプーキーEに連絡を取るときに使った暗号。
    登場巻
     『イマジネーター1』
    関連
      →安能慎二郎 →スプーキーE


手塚(てづか)
  織機綺と同じ料理学校に通い、奈津子とともに綺の友人である。性別は不明。
    登場巻
     『ペパーミント』
    関連
    →織機綺 →奈津子


デパート(でぱーと)
  @ムーンテンプルの近くにあり、竹田啓司が雨宿りをした場所。
   新刻敬が申し込んだ予備校が近くにあるらしい。

  A仲村紀美香がブギーポップに追いつめられ、宙づりになり、その後、屋上でオキシジェンと小宮山愛が対峙し 小宮山愛が落下したため仲村紀美香も道連れになったという場所。
   無関係な飛び降り事件で迷惑を被っただろうデパートである。スフィアが建っていた場所が近くらしい。

  どちらともツイン・シティかどうかは不明。
    登場巻
     @『歪曲王』
     A『ジンクス』
    関連
    →ムーンテンプル →竹田啓司 →新刻敬
    →仲村紀美香 →ブギーポップ →オキシジェン
    →小宮山愛 →スフィア →ツイン・シティ


寺月恭一郎(てらつき きょういちろう)
  @24歳でアクセサリー会社を設立し成功を収め、それを元に世界どこでも配送可能の運送会社を設立。
   これまた成功し、ムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼス、略称MCEを設立。
   手を出さなかった業種はないといわれ、彼の名は怪物と同義語である。
   MCEはそれだけの大企業でありながら彼の個人経営であり、彼が公称56歳で死亡すると債権などがすったもんだのめっちゃくちゃに なったようである。
   じつは統和機構の合成人間であり、統和機構の都合のいいように経済を動かすことが任務であったらしいが成功しすぎたために暗殺された。
   もっとも、統和機構に対してそこまで忠誠心があったわけでもないようで、非合法組織パスタイム・パラダイスの創立メンバーに加わり、メンバーに 統和機構の存在を教えていたり、統和機構から預かっているらしいロック・ボトムを他人に預けたりしている。
   趣味としてマネキンを炎であぶってねじくれさせたようなモダンアートを自分で作ったりしていたらしい。
   ムーンテンプルや8角形の県立病院、スフィアなど建物に妙な細工をするのも好きだったようである。
   合成人間なので子どもは絶対にできないが女関係もそこそこあったようで、子どもの認知もしないが、養育費はたっぷりと与えていた。
   車は本人がBMWを運転していた。
   52歳で軌川十助を手元に引き取り、アイスを売り始める。十助に言わせるとちりちりするような軽い痛みがするらしい。

  A『エンブリオ2』で羽原健太郎が高代亨を保釈するために使った偽名。
    登場巻
     @『歪曲王』、『夜明け』、『ペパーミント』
      『ホーリィ』、『ジンクス』
     A『エンブリオ2』
    関連
    →ムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼス →MCE →バッタくん
    →統和機構 →パスタイム・パラダイス →ロック・ボトム
    →ムーンテンプル →県立病院 →スフィア
    →軌川十助 →羽原健太郎 →高代亨


天色優(てんじき ゆう)
  男であるが女の子に間違えられるような可愛らしいルックスで
  めちゃくちゃ細いシルエットを持つ。
  実は統和機構の単式戦闘タイプの合成人間である。
  合成人間名はユージン。
  パンドラメンバーに最後に加わった。
  大義名分は能力者達の監視だったが、だいぶ入れ込んでいたようである。
  パンドラメンバー内で使っていた能力名はスティグマ。
  同じ統和機構の合成人間であるスプーキーEとは知り合いのようである。
    登場巻
     『パンドラ』
    関連
      →海影香純 →七音恭子 →神元功志
      →辻希美 →数宮三都雄 →聖痕
      →ユージン →スプーキーE



【と】
    



統和機構(とうわきこう)
  決して表舞台には出ない、巨大すぎて全貌もつかめない謎の組織。
  中枢というものが中心にあるらしく、たくさんの合成人間を造り、全世界で監視と実験をしている。
  合成人間は成功品はともかく失敗作でも多少の失敗作ならばとりあえず人間界に置いているようである。
  ちなみに監視レベルAは‘不審があれば即処分’らしく、一度出した決定は覆さないらしい。
  神の領域である、進化の方向を知ることはできないかということを調べるシステムである。
  最初はMPLSもどんどん仲間に入れていたようだが、マンティコアショック以後、怪しい者は見境無く処分という 方針に変わったようである。
  仲間同士は特殊語(というか一般人ではわからない言葉?ハンガリー語とか使ってたみたいだし)で喋るらしく、その言葉も 時々変わるらしい。
  指令は情報伝達役の合成人間が口頭で告げに来たり、紙に手で書かれたものを持ってきたりする。このへんは妙にアナログである。
    登場巻
     『イマジネーター1』、『イマジネーター2』、『パンドラ』
     『歪曲王』、『夜明け』、『ペパーミント』
     『エンブリオ1』、『エンブリオ2』、『ハートレス』
     『ジンクス』、『ロスト・メビウス』
    関連
      →中枢 →MPLS →スプーキーE
      →カミール →寺月恭一郎 →ユージン
      →スケアクロウ →ピジョン →モ・マーダー
      →ノトーリアスICE →景山 →スクイーズ
      →フォルテッシモ →サイドワインダー →パール
      →スワロゥバード →ミセスロビンソン →レイン・オン・フライディ
      →マンティコア →タルカス →ピート・ビート
      →リセット →オキシジェン →カレイドスコープ
      →ロック・ボトム →ダイアモンズ →リミット
      →イディオティック


ドクター(どくたー)
  全員が傭兵あがりというアフターマスの構成メンバーの一人である。
  一応は皆の治療役ではあるが、医師免許も博士号も持ってはいない。イメージが科学者という感じなのでドクターと 呼ばれている。
  外見だけではなく、複雑な状況の際にかなり正確な‘診断’をするのでドクターと呼ばれているようである。ただ状況の分析はできるが その後のどうやって助かるかということが判断できないため、ドクター止まりらしい。
  妙にロック・ボトムに惹かれてしまう。
    登場巻
     『ホーリィ』
    関連
    →アフターマス →ロック・ボトム


トリスタン(とりすたん)
  駅前にも近く、街の中心部にあるらしい、喫茶店。ボックス席もある。
  メニューはアメリカン、コーヒー、レモンティー、マロンケーキ、カプチーノ、シナモンティーなど。
  個人的にはツイン・シティの次くらいに印象深い施設である。
    登場巻
     『笑わない』、『イマジネーター1』、『ハートレス』