2007年12月分の感想
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キノの旅XT ―the Beautiful World―
(著:時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白)  電撃文庫
 旅人キノとモトラドのエルメスの話。11巻目。
 もう11巻目ですか。よく続いてますよね〜。
 あとがきネタもよく続く……。

 今回も各話一言感想です。
「子供の国」・・・そのおもちゃを作ったのはだれなんでしょうねえ……。
「お花畑の国」・・・シズ様が真実を知ったら……。
「カメラの国・b」・・・平和な国だなあ……。
「つながっている国」・・・彼が話している相手はだれなんでしょうね。
「失望の国」・・・私もとてもすてきな国だと思います。
「アジン(略)の国」・・・‘アジン(略)’改め‘緑の島の国’ですか。全盛期の島の国名はどんなんだったんだろうw
「国境のない国」・・・永遠の避難生活っていうか……とりあえず嫌だ!
「学校の国」・・・師匠の人脈って計り知れない。
「道の話」・・・現在の環境問題というか……。すっごく遠回りな何台にもわたる自殺なわけだね〜。成就を願います(え)
「戦う人たちの話」・・・集団でいるからと言ってみんなが同じ目的なわけではないですもんね〜。少女が無事に育てて良かったですよ、たぶん。
「カメラの国・a」・・・暗示がかかるのかな? ま、害があるわけでもないし平和利用でいいんでないかと。
評価:4−  07/12/05読了
キノの旅]』←

緑のアルダ 約束の地
(著:榎木洋子 イラスト:唯月一)  集英社コバルト文庫
 守龍探しの旅を終えてパトージェン村での日常に戻ったアルダ・ココとその守護剣士のウルファ。状況が落ち着き、ウルファは一時帰郷。しかし、その間に アルダ・ココが風魔鳥にさらわれてしまい……。(約束の地)
 一時帰郷していたウルファはアナンシアからカートラムが倒れたとの知らせを受ける。しかして、カートラムの様子は……(王女としもべたち)
 ラダは清潔な小屋の中で目覚めた。リハビリを始めた彼はユンガムという名の吟遊詩人にヨールの話をすることになり……(ラダ、旅の終わりに)
 ルーエは守龍として、国の隅々に力が行き渡るようにしており、それがようやく終了した。そしてそれはヨールの目覚めが近いことを意味し、同時に ヨールの元を黒衣の貴婦人が尋ねてくる……(再会)
 緑のアルダ15巻目。
 外伝というか、エピローグですね。

 それぞれが、日常に戻って、役割を果たしているようで良かったです。
 アルダ・ココとウルファもようやくお互いの思いを確認し合ったようですし。(アルダの相変わらずの鈍感っぷりにはイライラさせられましたが……)1話目は わざわざアルダを強硬にさらう理由(せっぱ詰まってるとはいえ、強行にさらうまでじゃなかったし) もアルダに聞く理由もよくわからなかったんですけどね〜。ま、いいや。

 ラダに予想外なほど平和なラストが用意されてたなあ……とかは思いましたね。隻眼の女神信奉者という意味でタギと接点があるから?(それは、関係ないだろw)
 本編でやったことに比べて、いいんかいそれでと思うのですが……。ま、反省してるみたいだしね。

 というか、私が寛大なのは最終話があったからですからね。
 そう、これぞ私が待ち望んでたものなんだ〜!! ということで。ヨールと黒衣の貴婦人の再会譚です。これが、あっただけで満足。このためだけにこのシリーズ 読んでたようなものですから。あの、彼女がここまで……とかは思うけど(笑)
評価:4−  07/12/09読了
緑のアルダ 第二部〜守龍編〜 龍の歌』←

オンタロスの剣 クラッシュ・ブレイズ
(著:茅田砂胡 イラスト:鈴木理華)  中央公論新社
 「モデルになってみない?」リィとシェラが声をかけられた相手はワトキンス。短期受講生としてアイクライン校にやってきている人気モデル 、セラフィナのマネジャーであった。
 それ以来、つきまとうワトキンスに、つかれたリィは、大女優ジンジャーにやめてくれるよう頼んでもらうことにした。ジンジャーは交換条件として リィに役作りに悩んでいるベティという少女に会って欲しいと頼んできて……。
 一方で、不老不死を望むものたちが、ルーファを絡め取ろうとしていて……。
 クラッシュ・ブレイズ五巻目。

 ゲストキャラ(?)ベティちゃんが良かったですね。彼女本人はおどおどしていながら、役作りになると一生懸命で、役をつかむと完全にはまりこむ。ガラスの 仮面ですな(笑)
 リィもめずらしく親切でサービス満点だったし。役に憑かれてるからとはいえ物怖じせずに話しかけてこられたからかな……。ポーラと同じような雰囲気だし。
 彼女のするフレイアという役と王妃さまが頭の中でかぶりまくりでしたね〜。久々に再読しようかな……デルフィニア……。

 一方で不老不死をねらうじーさまズは……シリーズをずっと読んでる身からするとアホにしか思えませんが……まあ、本人たちはまじめなんでしょうねえ……。 でも、リィはともかくとして、ラー一族であるルーファに手を出すなら用心しろと言いたい……。
 そして、結局、やられるじーさまズ。と……。
 もうなんだか19時45分からの水戸黄門的爽快感がありますし、それを期待しちゃってますね……。
評価:4−  07/12/14読了
パンドラの檻 クラッシュ・ブレイズ』←  →『ソフィアの正餐会 クラッシュ・ブレイズ』

刀語 第六話 双刀・鎚
(著:西尾維新 イラスト:)  講談社BOX
 校倉必の策略で尾張ではなく、蝦夷へ向かってしまった七花ととがめ。蝦夷の絶対凍土では凍空一族が双刀・鎚を所持しているという。
 絶対凍土のあまりの寒さに行き倒れかけたふたりの前に現れたのは・・・。
 一方で、真庭忍軍も独自の動きをみせており・・・。
 えせ刀活劇の刀語も六巻目ですね。全十二巻なので、やっと半分ですか。

 とにかく凍空こなゆきちゃんが可愛かったです!
 七花ととがめのラブラブっぷりとかはこの際どうでもいいw

 まにわには相変わらずですね……。女頭領がいるってのには驚きましたが。

 これを言ったらおしまいな気もするけれど……、刀集め終えて、なんか起こるんでしょうかねえ……。すげえ徒労な気がするよ……。
評価:3+  07/12/20読了
刀語 第五話 賊刀・鎧』← →『刀語 第七話 悪刀・鐚

刀語 第七話 悪刀・鐚
(著:西尾維新 イラスト:)  講談社BOX
 土佐・鞘走山護剣寺で悪刀・鐚を携えて待つのは鑢七花の実の姉、鑢七実であった。
 最強である彼女が七花の前に立ちはだかる!
 七花と七実の対決である七巻目と七々づくしの巻ですね。

 「悪そうに」笑う七実さんですが、まあ、その実、よくここまで持ったね! 貴方と言いたくなりました。最強でありながら、最弱。死にたいのに 死ねない的な哀しさがありました。

 姉弟対決ということで、シリアスっぷりはシリーズ随一。最強の姉に奇策士がどういう手を打ち、どうやって勝つのかが気になってさくさく読ませて もらいました。
 奇策は本当に奇策でした。とがめさん頑張ってるじゃん! 奇策ってのは才能より努力なんだね〜。そういう点でもとがめと七実は相容れないのかな、 とも思いましたが、どうでしょう。

 そして、とがめと七花は相変わらずのラブラブっぷり。
 一山越えて、ラストまでどうなるか、楽しみですね〜。
評価:4−  07/12/24読了
刀語 第六話 双刀・鎚』← →『刀語 第八話 微刀・釵

刀語 第八話 微刀・釵
(著:西尾維新 イラスト:)  講談社BOX
 姉弟対決を終え、尾張に一度戻ったとがめと七花。二人はとがめの宿敵である、否定姫と相まみえる。
 そして、短い邂逅を終えた二人は、四季崎記紀のアトリエがあったのではないかという、江戸の不要湖へと向かう。そこに待つのは、 四季崎記紀が愛した人をモデルにしたという人形、日和号だった。
 八巻目にして、VS.人形!!
 一ふりの刀から人間らしくなってきた七花。そしてその人間らしくなってきた彼が人形と戦う。なんて、物語臭いんでしょうね!!

 しかし、なんかもう刀じゃないよ……。いや、維新にそんなこと期待しちゃいけないんだけどさw
評価:3+  07/12/29読了
刀語 第七話 悪刀・鐚』← →

今月の感想数 6冊

今月のお気に入り
1位『緑のアルダ 約束の地
2位『オンタロスの剣 クラッシュ・ブレイズ
3位『刀語 第七話 悪刀・鐚


趣味丸出し。



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